ポーランドで開かれている第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)では今週、温室効果ガスの排出抑制のためのルールブックをまとめる予定だ。しかし2015年に採択されたパリ協定の重要な推進役となった諸国・地域の一部では、地球温暖化抑制の努力を損なう国内の動きが出ている。  クリーンエネルギーの支持者らによれば、中国は温室効果ガス排出削減を約束しているにもかかわらず、石炭火力発電を拡大している。カナダの一部の州は、連邦政府が定めた炭素税の規則に反旗を翻し、国の排出抑制目標と相いれない政策を採用しようとしている。