「一番近い帰り道は?」

「水と食料はどうするか。コンビニがあったから、今のうちに買っておこう」

「今」どうするかだけ考えて、不安や焦りといった感情をリセットするのです。

 不安になった人たちは、「震源地付近の様子はどうなっているんだろう?」と帰りながらスマホや携帯で検索した人がたくさんいたようです。ですが、それを知ったところでどうにもなりません。

 それよりも、Googleマップを見たり、家族との連絡のために、バッテリーを温存したりするほうが何倍も重要でしょう。

 今は、一刻も早く帰宅することが何よりも重要。情報は、帰宅したあとにテレビを見ればわかる話です。

 今、どうするかだけ考える。それだけで不思議と心は落ち着いてきます。

「心配事の96%」は
実際には起こらない

 乗っている電車が、急に止まった。

 なぜ止まったのか不明で、いつ走り出すかもわからない――。

 こんなとき、誰もが不安な気持ちになるでしょう。そんなとき「信号機の故障で止まっています。10分程度で動きます」というアナウンスがあれば、不安は解消されるのではないでしょうか?

「苦しい」理由の大きなものが、「不安」 だと思います。

「明日、どうなるんだろう?」「これから先はどうなるんだろう?」「もし、○○したらどうしよう……」。得体の知れない不安が「苦しい」へとつながっていくのです。