浙江省湖州の電気自動車のバッテリー工場12月20日、自動車用バッテリーを製造する韓国のLG化学やサムスンSDIといった企業は、手痛い損失を重ねた投資の末、ようやく中国市場に一筋の明るい光明を見出しつつある。写真は8月、浙江省湖州の電気自動車のバッテリー工場(2019年 ロイター)

[ソウル/北京 20日 ロイター] - 自動車用バッテリーを製造する韓国のLG化学やサムスンSDIといった企業は、手痛い損失を重ねた投資の末、ようやく中国市場に一筋の明るい光明を見出しつつある。

 彼らが苦労した原因は何か──。それは3年前に発表された中国政府が推奨するバッテリー製造企業のホワイトリストだ。これに従うことで自動車メーカーは潤沢な補助金の取得が可能となったが、このリストには外国企業が含まれていなかった。

 それ以来、中国という世界最大の電気自動車(EV)用バッテリー市場において、同国の寧徳時代新能源科技(CATL)や比亜迪股分有限公司(BYD)を筆頭とする競合企業が事実上シェアを独占してきたのである。

 だが、中国が国内の自動車用バッテリー市場を開放する兆候が出てきたことで、これまで既存の中国生産拠点を輸出向けに切り替えざるを得なかった韓国企業も、投資拡大に意欲を見せつつある。