中国市場で課題山積の米アップル1月4日、米アップルにとって、今年の中国事業は厳しいものとなりそうだ。上海のアップル店舗で3日撮影(2019年 ロイター/Aly Song)

[上海/サンフランシスコ 4日 ロイター] - 米アップルにとって、今年の中国事業は厳しいものとなりそうだ。主力製品のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の裁判所による販売差し止め措置や米中の通商紛争の先行き不透明感に加え、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)や韓国のサムスン電子など競合相手より遅れている第5世代(5G)ネットワーク対応機種の導入など、課題が山積しているためだ。

 ティム・クック最高経営責任者(CEO)は投資家に対し、米中の通商摩擦で中国経済が予想以上に減速したことが中国での業績低迷の主因だと説明した。

 だが、中国の消費者はロイターに対し、ネックになっているのはアップル製品の高い価格だと指摘する。

 アナリストらは、ファーウェイなどが競合製品を割安価格で販売したり、中国の景気減速や米中通商紛争を背景に愛国心が高まっていることなど、アップルには逆風が吹いていると指摘。中国の裁判所は、アイフォーンの中国での販売を差し止める仮処分も決定。「6S」から「X」までの機種が対象となる。