●私立C大学Kセンター長
 「今のところ3割くらいじゃないですか。これからですよ。まだ活動を始めてない学生が2割くらいいると思っていますし」

 そうなんですか? 始めてない人もいるんですか?

「大手企業への就職を考えてない学生などは、まだ動いていませんね。これからです。そろそろ動くように指導しなくてはと思います。当校では新たな産学連携を目指して500社を超える企業とアライアンスを組んでいます。それら企業への学生の紹介などは、まだこれからです」

 大学サイドの感覚では、現在の進路決定率は3~5割。学生トータルでは、間違いなく半分以上は進路未決定でしょうね。

早大・京大生でも未だ内定なし!?
彼らが路頭に迷う本当に理由とは

 ボクの知っている学生にも最近の様子を聞いてみました。

●北京大学留学中、早稲田大学のHクン(現在、東京で就活中)
 「まだ決まっていません。GW中にお会いした時には、面接にも慣れてきて、もう大丈夫と言っていましたが、まったく違いました(苦笑)」

 現在はどうしているの?

「やはり当初希望の食品メーカーに加えて、最近興味のある物流関係の2次募集の説明会や面接に参加しています。北京に戻るメドは立ちません」

●昨秋に北京にインターンで来ていた京都大学Sクン
 「就活はまだ継続中なんです…(苦笑)。4月の段階では商社しか(エントリーシートを)出していなくて、全部ダメだったので、方針転換してボチボチやっている感じです」

 早稲田や京大の学生の中にも、まだ決まっていない人がいることがお分かりでしょう。2人ともボクは結構好きなんですが、うまく希望する会社とかみ合わなかったようですね。

 先週5月15日、今春卒業した大学生の就職率が4月1日現在で、93.6%だと文科省と厚労省から発表されました。

 厚労相は、雇用情勢は「厳しい状況のままだ」との認識を示した上で、「大学とハローワークの連携を密にしていきたい」と就職活動支援を強化していく考えを表明したと記事にありました。

 この調査データに関して、まずは一言言わせてください。何度もこの連載で言っていますが、「雇用情勢は依然厳しい状況のまま」ではありません。この93.6%に一喜一憂することはありませんが、96年以降の17年間で6番目に高い数字ですよ。