[8日 ロイター] - 米半導体大手クアルコム<QCOM.O>は8日、アップル<AAPL.O>との係争を巡り、同社のクック最高経営責任者(CEO)が両社間で和解に向けた協議は最近行っていないと述べたことについて、「誤解を招く」と批判した。

クアルコムの広報担当者は、発表文書で「われわれはライセンス供与を巡る対立解消の可能性について、アップルと幾度も協議してきたことを、過去18カ月にわたり一貫して明確にしている」と強調した。

クックCEOはこの日、CNBCのインタビューで「昨年第3・四半期」以降、ライセンス供与を巡る両社の対立を解消するための協議は行われていないと語った。

クアルコムのモレンコフCEOは昨年11月、CNBCに対し、クアルコムは「近く解決策を見つける」と述べており、クックCEOの発言はこれを受けたものとみられる。

クアルコムの広報担当者は、モレンコフCEOの発言を支持する姿勢を示した。

モレンコフCEOはまた、昨年7月の決算発表での投資家との電話会議で両社が法的紛争解決に向けた協議を行っていると説明しており、クックCEOが示した時期に基づくと、この発言は事実のようだ。

アップルは、クアルコムがモデムチップ市場で独占的地位を維持するために特許技術供与を巡り違法な慣行に従事していると主張。一方、クアルコムはアップルが企業秘密をライバル会社のインテル<INTC.O>に横流ししたなどと非難し、両社は訴訟合戦を繰り広げている。

アップルはクアルコムの発表文書に関するコメントを求めた取材に応じていない。