ブラジル新政権が早くも政権内の亀裂や政策の迷走に直面1月9日、発足したばかりの右翼大統領ボルソナロ氏(写真)が率いるブラジル新政権が、早くも政権内の亀裂や政策の迷走に直面している。ブラジリアのプラナルト宮で7日撮影(2019年 ロイター/Adriano Machado)

[ブラジリア 9日 ロイター] - 1日に発足したばかりの右翼大統領ボルソナロ氏が率いるブラジル新政権が、早くも政権内の亀裂や政策の迷走に直面している。喫緊の課題である財政改革を遂行できるのか、投資家の間で不安が広がり始めた。

 ブラジルは巨額の財政赤字を縮小するため、税制や年金制度の改革に取り組む必要があるが、ボルソナロ氏の政治・経済チーム内で意見の相違が表面化した。

 インタビューやツイッターを通じたボルソナロ氏の発言と、側近の発言が矛盾することもある。新政権が社会問題や外交政策の前に、まずは財政改革に取り組むと期待していた投資家は警戒感を募らせた。

 例えばボルソナロ氏は4日記者団に対し、金融業への増税と最高税率の引き下げを行うと述べたが、ゲジス財務相の次官が直ちにこれを否定。その後ロセンゾニ官房長官が大統領の発言は誤りだったと述べた。

 新自由主義派エコノミストのゲジス氏が、自身の経済チームに米シカゴ大出身者を多くそろえたことを歓迎していた投資家は、このドタバタ劇に不安を抱いた。