バンカメの建物
1月17日、シティグループ、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の米金融大手4社が今週発表した2018年第4・四半期決算は、世界的な成長鈍化への警戒感からクレジット市場が停滞した影響でトレーディング部門が不振に陥り、収益を圧迫した。写真はバンカメの建物。ロサンゼルスで2014年10月撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

[17日 ロイター] - シティグループ、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の米金融大手4社が今週発表した2018年第4・四半期決算は、世界的な成長鈍化への警戒感からクレジット市場が停滞した影響でトレーディング部門が不振に陥り、収益を圧迫した。

 ただ、年明け後に米連邦準備理事会(FRB)がハト派的な姿勢に転じたことから、こうした悪い流れがいったん変わりそうだ。

 4社はいずれも債券、コモディティ、為替のトレーディング収入が減少したが、融資の伸びや純金利マージンの改善が業績を下支えした。

 昨年第4・四半期は世界的な成長鈍化や米中通商紛争を巡る不安が市場を席巻。FRBによる行き過ぎた金融引き締めへの懸念も重なって株式や債券、コモディティなどの市場が乱高下し、多くの投資家が様子見に徹した。このため債券の取引高が落ち込み、金融機関が保有するクレジット資産の価値が目減りした。

 サンドラー・オニール・アンド・パートナーズの銀行アナリスト、ジェフリー・ハーテ氏は「相場が下げた上に、銀行顧客は先行き不透明感から決断できずに模様眺めとなり、悪材料が重なった」と述べた。

 ICE・バンカメメリルのデータによると、投資適格級債とジャンク債(投資不適格級債)の米国債との利回り差は第4・四半期に過去7年余りで最高の水準に広がった。