【C:片づけのやり方が不満】

 良かれと思って片づけてくれたのはわかるが、おかしなやり方でしまい込まれてかえってイライラさせられる、という不満。片づけのやり方で責められる方としては、動いたら動いたで文句を言われるのでは割に合わない、いったいどうすればよかったのか。これならもう手を出さない方がマシ、という心境に陥っています。

【D:片づけるタイミングが不満】

 すぐに片づけてほしいのに、後でやると言われる。散らかったままだと通るのに邪魔だからすぐ片づけてほしいのになぜやらないんだ、という不満です。責められる方は、相手がそのときの気分でものを言っているように聞こえて窮屈に感じたり、やるつもりでいるのにそうではないような言い方をされることに、腹立たしく感じたりしているようです。

 不満を感じる方にも、不満をぶつけられる方にも、それぞれ言い分があるものです。

片づけは上下関係では解決しない

 なぜこうした不和が起こるのでしょうか。

 さまざまなご家庭に伺って感じるのは「片づけスキルの高い方が正しい(偉い)」という前提でものを考えている方が多いことです。学校や職場と違って自宅は「ルール」を作ってもなかなか機能するものではありません。また、スキルの高い・低いで上下関係を作っても、残念ながら職場ではありませんから、その関係は大抵うまくいかないものです。

 私も整理収納の現場では、クライアントに対して「上下関係」を作らないように注意しています。私から「こうあるべき、といった正論」を伝えてもうまくいかないのがわかっているからです。