ドル調達の「上乗せ金利」がほぼ消滅1月25日、日本の投資家が為替ヘッジ付きで外債投資をする際、長年頭痛の種となっていたドル調達の「上乗せ金利」がほぼ消滅した。写真は都内で2010年9月撮影(2019年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 25日 ロイター] - 日本の投資家が為替ヘッジ付きで外債投資をする際、長年頭痛の種となっていたドル調達の「上乗せ金利」がほぼ消滅した。米連邦準備理事会(FRB)の段階的利上げを背景に出現した「逆イールド」環境で、為替ヘッジコストが米長期国債利回りより高くなり、米国債投資が冷え込んでいるためだ。

 一部の投資家は為替ヘッジなしの「オープン外債」投資や、クレジット投資へと重心を移しているとみられる。

隔世の感

 為替スワップ取引では、リーマンショック以降、「ベーシス」と呼ばれるドル調達にまつわる上乗せ金利が常態化し、日本勢のドル調達コストを押し上げてきた。

 ベーシスの根本要因は需給バランスの偏りにある。