北京で会談する中国の習近平・国家主席とトランプ米大統領1月23日、今年のダボスには、世界で最も強力な指導者2人が来ていないが、それでも彼らは話題の中心から逃れることはできないようだ。写真は2017年11月、北京で会談する中国の習近平・国家主席(左)とトランプ米大統領(2019年 ロイター/Damir Sagolj)

[ダボス(スイス) 23日] - 今年のダボスには、世界で最も強力な指導者2人が来ていないが、それでも彼らは話題の中心から逃れることはできないようだ。

 中国の習近平・国家主席は、2年前の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で行った演説で、中国が自由貿易の最大の擁護者だと訴えた。資本やテクノロジー、モノや産業、そして人々による経済間の移動を阻止するどんな試みも「単純に不可能だ」と語った。

 翌年のダボス会議では、トランプ米大統領が次のように訴えた。「私のメッセージはシンプルだ。米国で雇用や建設、投資を行って成長するのに、これ以上適した時期はなかった。米国はビジネスにオープンだ」

 米政府は自由貿易にコミットしているとトランプ大統領は約束したものの、「他国の犠牲の上にシステムを悪用する国があるなら、自由で開かれた貿易はできない」とも警告していた。

 両首脳とも演説で、競合国については言及しなかったが、それぞれが理想とする世界貿易の輪郭を打ち出す中で、互いの国を念頭に話していることは明らかだった。