ロンドンの金融街1月21日、資産運用会社は金融市場の動揺で業績が悪化し、大手が相次いで人員削減計画を打ち出した。写真はロンドンの金融街。昨年12月撮影 (2019年 ロイター/Simon Dawson)

[ロンドン/ニューヨーク 21日 ロイター] - 資産運用会社は金融市場の動揺で業績が悪化し、大手が相次いで人員削減計画を打ち出した。規制強化や技術向け投資でのコスト増も経営を圧迫しており、業界再編が一段と進みそうだ。

 株価指数の多くは昨年、世界金融危機後で最悪の下げを記録し、他の金融資産も大半がマイナス圏に沈んだ。市場のこうした動きを受けて資産運用世界最大手のブラックロックと3位のステート・ストリートは今月、人員削減を発表。ヘッジファンドのAQRやバリアズニー・キャピタルも人員を減らす方針だ。

 エドワード・ジョーンズのアナリストのカイル・サンダース氏は「資産運用業界は人減らしが普通の流れになる。市場が下げたときに資産運用会社がコスト削減で最初に目を向けるのが人員だ」と話す。

 金融市場は昨年までは各国中銀による低コスト資金の供給を支えに上昇し、資産運用会社は手数料が落ち込む中でも20─40%の利益率を維持していた。

 しかしリッパーのまとめによると、昨年は金融引き締め観測や成長鈍化への懸念により、ミューチュアルファンドから1681億ドルが流出した。