中国銀行のロゴ1月21日、中国当局は先週、銀行による永久債の発行を初めて承認した。不良債権の増大に悩む銀行の資本強化に向けた大きな一歩だが、需要は弱そうだ。 写真は永久債の発行が認められた中国銀行のロゴ。北京で2016年3月撮影 (2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[シンガポール/上海 21日 ロイター] - 中国当局は先週、銀行による永久債の発行を初めて承認した。不良債権の増大に悩む銀行の資本強化に向けた大きな一歩だが、需要は弱そうだ。

 先陣を切るのは同国第4位の銀行、中国銀行(BoC)<3988.HK><601988.SS>で、最大400億元(59億ドル)の発行が認められた。

 他の国内銀行は中国銀行の起債動向を注視するだろう。

 中国の景気は減速し、当局は銀行に体力を付けさせて融資を拡大できるようにしたいと焦っている。しかし銀行の資本は不十分なため、貸し出し余力は限られている。

 中国の大半の銀行は「その他Tier1(AT1)資本」が比較的薄いが、これまでAT1資本を増やす手段は優先株の発行しかなかった。

 しかし株式市場が軟調で、多くの上場銀行の株価は現在、簿価を下回って推移しているため、株式を売り出しにくい環境。銀行は低金利を利用した国内債券市場での資金調達に目を向けるようになっている。