日産リーフ1月21日、電気自動車(EV)を充電コスト抜きに走行させたいと考えたことはあるだろうか──。多少のギブ・アンド・テイクを気にしないなら、その夢は実現するかもしれない。写真はCESで充電する日産リーフ。ラスベガスで昨年1月撮影 (2019年 ロイター/Steve Marcus)

[フランクフルト/ロンドン/パリ 21日 ロイター] - 電気自動車(EV)を充電コスト抜きに走行させたいと考えたことはあるだろうか──。多少のギブ・アンド・テイクを気にしないなら、その夢は実現するかもしれない。

 少なくとも一部の欧州電力会社と日本の自動車メーカーはそのように考えている。

 独エネルギー大手のエーオンとフランス電力公社(EDF)はすでに、EVバッテリーに蓄積された電力を、グリッド(電力網)に売り戻すサービスの開発で日産自動車と協力している。2社は現在、日産の後に続くよう欧州の自動車メーカーに働きかけている。

 向こう10年で、数百万台に上るEVが欧州の道路を走ると予想されている。これは、ドライバーにもっと電力を売るチャンスであると同時に、ピーク時の充電増によって電力網が不安定化するリスクもあると電力会社は考えている。

 したがってエーオンは、自動車から電力網に放電することで電力需給を調整するいわゆる「V2G(ビークルツーグリッド)」サービスを開発するため、日産と協力している。その中には、エーオンが電気需要のピークと底を予想できるよう充電データの集計とマーケティングを行うためのソフトウエア開発も含まれている。