米通商交渉、スタートは2月以降にずれ込み1月28日、複数の関係筋によると、自動車や農業が主要なテーマとなる日米新通商交渉の開始が大幅に遅れる見通しとなった。早くても2月中のスタートになるとみられ、一部では3月までずれ込む可能性を指摘する声も日本政府内で上がっている。写真はニューヨークで2016年11月撮影(2019年 ロイター/Andrew Kelly)

[東京 28日 ロイター] - 複数の関係筋によると、自動車や農業が主要なテーマとなる日米新通商交渉の開始が大幅に遅れる見通しとなった。早くても2月中のスタートになるとみられ、一部では3月までずれ込む可能性を指摘する声も日本政府内で上がっている。米政府閉鎖が35日間に及び、米側の態勢整備が遅れていたことが指摘されている。一方、日本側では今夏の参院選をにらみ、交渉遅延を歓迎する声も聞かれる。

 昨年9月の日米首脳会談で、両国間における通商交渉を開始することが決まっていた。米通商代表部(USTR)は昨年12月21日に対日交渉の要求項目を公表しており、米国の法制度上は、今年1月20日から日米交渉が始められる状態となっている。

 しかし、米政府閉鎖の影響で、日本側の交渉関係者が電子メールを送っても返答がない時期もあり、米側の交渉準備に遅れが目立っていた。

 また、ある関係者は、スイス・ダボスで1月22-25日に開かれていた世界経済フォーラム(ダボス会議)で、安倍晋三首相とトランプ米大統領が会談し、日米通商交渉が、その場で事実上のスタートを切る可能性も検討されていたが、トランプ大統領がダボス会議を欠席し、実現にこぎつけることができなかった。