• 増税の提案  来年の大統領選挙に向けた民主党の経済政策が姿を見せ始めている。アレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員は、1000万ドル超の所得に対する70%の税率を打ち出した。一方、エリザベス・ウォーレン上院議員は、資産5000万ドル超に対して2%、10億ドル超に対して3%の富裕税を提案した。  こうした税制の目的は政府の税収増にある。大統領選挙に向けて準備委員会を立ち上げたウォーレン上院議員は、この富裕税によって10年間で約3兆ドルの税収が生まれると語るが、その目的は不公平の是正だ。