周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)がどう円滑な人間関係を築くべきか研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときの参考にしていただきたい。

今回は、久々にメガトン級に困ったバブルさんが登場。45歳男性だが、部下である新入社員のゆとりちゃんに恋をしてしまったのだ。驚愕の23歳差! 最近は歳の差婚も流行っているが、芸能人と違い、苦労しそうなのは目に見えている。職場恋愛はただでさえ難しいのに…。ものすごくバカげているようにも思えますが、人間の業の深さも感じさせる――そんなバブルさんの心の中をのぞいてみたい人はどうぞ。

【今回のバブルさん】
木村 泰雄さん(仮名)
年齢:45歳
最終学歴:神奈川県内の私立大学卒
現在の住まい:埼玉県川口市
出身地:徳島県
婚姻:既婚
家族構成:妻、息子、娘

※今回はかなり話しづらい内容を含んだ取材だったので、匿名インタビューにもかかわらずたっぷりお酒を飲んでもらってからお伺いしました。そのため、少しビッグマウスになっているところもあるかと思いますが、普段はもう少し真面目な人だとお考えください。

「何もかもがタイプだった」
新入社員に恋をしたバブルさん

――まずは自己紹介をお願いします。

 木村泰雄。45歳。某アパレルメーカーの本社で在庫管理などの仕事をしています。肩書き上は部長ということになっていますが、5人しかいない部署なのでそれほど偉くはありません。

――いきなり本題に入ってしまいますが……。

 今年4月に入った新入社員に恋をしまして、今積極的にアプローチしています。