アップルはこれまで、自分たちが世界のトレンドを決めているとの前提で事業を展開してきた。しかし、中国での販売不振を受け、関係者の間では戦略の見直しが必要だとの指摘が上がっている。  アップルが毎年9月に発表する新型「iPhone(アイフォーン)」は、世界の消費者に「欲しくなければ買わなくて結構」と言っているように映る。ただ、その戦略は昨年10-12月期には通用しなかった。大中華圏(香港・台湾含む)の売上高が131億7000万ドルと前年比27%減に落ち込んだのだ。