[4日 ロイター] - カナダ当局に昨年12月に逮捕された中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)の主任弁護士が、米国の身柄引き渡し要請に対し同国の主張は政治的な動機があるとして争う構えであることが4日、カナダ紙の報道で明らかになった。

グローブ・アンド・メール紙によると、孟氏の主任弁護士のリチャード・ペック氏は同紙の電話インタビューに対し「この件に関しては政治的な意味合いがかなり強い」とし、「このことで自分自身がこれまでにみてきた身柄引き渡しの案件とは大きく異なっている」と述べた。

この報道について、ペック弁護士からコメントは得られていない。ファーウェイの広報担当はコメントを差し控えた。

カナダのラメッティ法相のオフィスは、孟氏側が身柄引き渡し要請に抵抗する可能性について推測はできないと説明。

カナダ司法省の報道官は「われわれは裁判所の判断に基づく公平なプロセスに従っており、今回の案件に関しカナダ司法省が取った措置は犯罪人引き渡し条約、人権憲章、米・カナダ間の条約に基づく適正手続きに則っている」との声明を出した。

グローブ・アンド・メール紙はこのほか、孟氏の弁護団は同氏が問われている罪状がカナダ国内法で罪にあたるかとの点でも争うことを検討していると報じた。