それでも会話から親しくなって、二、三度会い、何らかの支援をいただける関係になるなんて、その10分の1くらいだと思います。すると30年で、600人のサポーター。これを60億の世界人口から見たら、1000万分の1ぐらい。

 仮に小さな精神的支えを与えられただけであっても、それが起こる確率は天文学的なものなのです。

 つまり、「人から何かをしてもらって喜んだ」ということは、それほど自分にとって貴重なことなのです。だから「サポーター」とハッキリ相手を認識して、自分にとって大事な人のリストに加えなくてどうするのか、ということです。

「袖触り合うも多生の縁」と言いますが、そういう人間関係をつくれたことに誇りが持てるなら、「自分はダメかもしれない」とか、「自分がつまらない仕事をしている」なんて思うような、不届きなことができるわけがないんです。

 それを踏まえたうえで、あなたはどんどん「サポーターズリスト」を広げていくべきだと思います。

 本当にそれは些細な支援をいただいた人でも構いません。ただ、そのことをしっかりと自分のエネルギーにすることが重要です。そうやっていけば、仕事が面白くなるのは当然のことでしょう。

 本連載は「自分の仕事を面白くする」というテーマですが、それを実現するための一番の近道は「みんなの仕事を面白くしよう」と考えてみることかもしれません。

 それで本当に、あなたの仕事が面白くなっていくならば、それ以上のこともない。

 もしあなたが私の考えに賛同してくれるのならば、ぜひ明日から気持ちを切り替えて、「面白い仕事」を目指してみてください。