人民元紙幣2月13日、資産運用会社の間で、中国企業がオフショア市場で発行したドル建て債の人気が高まっている。写真は人民元紙幣。2017年5月撮影(2019年 ロイター/Thomas White/Illustration)

[香港 13日 ロイター] - 資産運用会社の間で、中国企業がオフショア市場で発行したドル建て債の人気が高まっている。米連邦準備理事会(FRB)の利上げによる利回り上昇が投資家を引き付けており、リターンはリスクを補って余りあるとの声も聞かれる。

 ナティクシスのデータによると、オフショア発行ドル建て債の12月の平均利回りは6.7%と、オンショア発行債を2.8%ポイント上回った。1年前にはオフショア発行債の利回りがオンショア発行債を下回っていたが、逆転した。

 不動産大手の中国恒大集団は先月、オフショア発行のドル建て債として年初来で最大級となる30億ドルの起債を実施、利回りが10%を超えた。

 中国政府が景気てこ入れのため金融政策の緩和に動いたことも、こうした流れに拍車を掛けている。人民元建ての10年物国債の利回りは昨年9月のピークから60ベーシスポイント(bp)低下した。