アマゾン・ドット・コムがニューヨーク市に第2本社を置くことを突如断念したことで、同計画に対する地元政治家らの抵抗も終わりを告げた。しかし、企業の評判に関する専門家によると、だからといって同社に対する米国民の厳しい視線が取り除かれたわけではない。  「米国には現在、2つの非常にエネルギッシュなポピュリズムの形がある。1つは左寄りでもう1つは右寄りだ。そのどちらもアマゾンをあまり好きではない」。ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院のブライデン・キング教授(経営学)はこう話す。