株式レポート

(朝)米国市場はFRBが保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測から小幅に続伸 日本市場は小動きでのスタートか - 市況概況

2月21日 8時10分
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【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 25954.44  △63.12 (2/20)
NASDAQ: 7489.07  △2.30 (2/20)

1.概況

米国市場は米連邦準備理事会(FRB)が保有資産の縮小を年内にも終了させるとの観測から小幅に続伸となりました。FOMC議事要旨の発表を控え様子見となるなか前日終値を挟んで小幅に揉み合っていたダウ平均はFOMC議事要旨の発表を受けて上下に振れる展開となりました。ダウ平均はFOMC議事要旨の発表直後に保有資産の縮小への期待から一旦95ドル高近くまで買われましたが、経済動向によっては利上げが適切になるとみている参加者がいたことなどから直ぐに売りが優勢となりマイナスに転じると45ドル安近くまで売られる場面もありました。しかし、売りも限定的でまもなくして持ち直したダウ平均は結局63ドル高の25,954ドルで取引を終え3日続伸となっています。

また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も2ポイント高の7,489ポイントと8日続伸となっています。

2.経済指標等

1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、ほぼ全ての参加者が資産縮小の終了計画を早めに発表するのが望ましいとみていることが分かりました。また、政策金利に関しては、多くの参加者が政策金利の変更が必要かどうか不透明としながらも、利上げは物価上昇率が上振れた時に限定すべきという意見と、経済が想定通り進行すれば年内の利上げが適切という意見に分かれていることが明らかとなりました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち素材や金融、資本財・サービスなどの7業種が上げ、素材は1%を超える上昇となりました。一方で不動産やヘルスケアなどの4業種が下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄では、キャタピラー(CAT)が投資家向け説明会で2019年の中国の建機需要に強気の見方を示したことで3%を超える上昇となり上昇率でトップとなりました。また、ダウ・デュポン(DWDP)も3%高となっています。一方でウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)が3%以上下げたほか、ウォルマート・ストアーズ(WMT)も2%を上回る下落となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、決算が最終赤字に転じたドラッグストアのCVSヘルス(CVS)が8%余り下げたうえ、1-3月期の業績見通しを下方修正した格安航空会社のサウスウエスト航空(LUV)も5%以上下げています。全地球測位システム機器(GPS)のガーミン(GRMN)は決算が市場予想を上回る増収増益だったことで急伸し17%高となっています。

5.為替・金利等

長期金利は0.01%高い2.64%となりました。ドル円は110円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国市場が小幅な上昇に止まったことから小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の21,500円を試すような動きをみせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

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