北朝鮮、米朝会談前にベテラン排除 交渉チーム刷新の訳2月20日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(写真)は、トランプ米大統領との2回目の首脳会談を前に、ベテラン外交官を政策決定プロセスから排除しつつある。2018年6月、シンガポールで行われた米朝首脳会談で撮影(2019年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ソウル 20日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、トランプ米大統領との2回目の首脳会談を前に、ベテラン外交官を政策決定プロセスから排除しつつある。

 最近になって長らく職務に携わっていた何人かの外交官が亡命したり、スパイの疑いが浮上したことで、不信感を強めているためだ。韓国の当局者や専門家がこうした見方を示した。

 正恩氏は、父や祖父の代から働いてきた多くの外交官を更迭し、その代わりにより若手のアドバイザーを起用している。とりわけ最も重大な人事は、これまであまり名前が知られていなかった金革哲(キム・ヒョクチョル)氏を米国との事務レベル交渉を取り仕切る国務委員会対米政策特別代表に抜てきし、米国側の窓口役のビーガン国務省北朝鮮政策特別代表のカウンターパートにしたことだ。

 ある韓国政府の高官によると、キム・ヒョクチョル氏は以前、駐スペイン大使だったが北朝鮮による一連の核・ミサイル実験で2017年に国外退去処分となり、その後は正恩氏がトップに座る国務委員会で働いていた。