米企業利益が「リセッション」入りの恐れ2月14日、米企業の利益見通しがここ数ヵ月で急速に悪化しており、米国経済よりも先に企業利益がリセッションに陥る恐れが生じている。ニューヨーク証券取引所前で2016年12月撮影(2019年 ロイター/Andrew Kelly)

[ロンドン 14日 ロイター] - 米企業の利益見通しがここ数ヵ月で急速に悪化しており、米国経済よりも先に企業利益がリセッションに陥る恐れが生じている。

 リフィニティブのIBESデータによると、S&P総合500種株価指数を構成する企業は、第1・四半期の1株当たり利益のアナリスト予想平均がマイナス0.3%で、減益となる見通し。

 昨年10月時点では8.2%の増益が予想されていた。直近の予想通りなら、3年ぶりの減益となる。

 第2─4・四半期については増益が予想されているため、2期連続の減益という定義上のリセッションは今のところ避けられる見通し。しかし予想される増益率はわずかで、ぎりぎりの水準だ。

 ことし通年の利益見通しも10月時点の10.2%増から4.2%増に下がっている。

 下方修正のスピードが速いため、今後も下振れ基調は続くとの懸念が強まっている。米企業は利ざやが圧縮され、多額の債務を抱えているだけに、なおさら心配だ。

 欧州でも企業利益の見通しは暗い。アナリストは、STOXX600株価指数を構成する欧州企業の利益が、過去1年半で最も小幅な伸びにとどまると予想している。

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