ドルが予想外に上昇2月22日、投資家は今、ドルが今年下落局面に入るとの見方を撤回し始めている。写真は米ドル紙幣。シンガポールで2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White/Illustration)

[ロンドン 22日 ロイター] - 投資家は今、ドルが今年下落局面に入るとの見方を撤回し始めている。米連邦準備理事会(FRB)に続いて、世界中の中央銀行が金融引き締め姿勢を後退させ、他通貨に対するドルの金利プレミアムが保たれているからだ。

 ドル指数は昨年4.4%上昇し、2015年以来で最大の上昇率となった。大半の先進国で景気の勢いが衰える一方、米国では強い経済成長が続き、FRBが何度も利上げを実施したからだ。

 しかし昨年暮れには、3年に及ぶFRBの金融引き締めサイクルが終わりに近づいたとの見方から、トレーダーはドルの反落に賭け始めた。FRBがバランスシートの縮小を中止するとの予想も背景にあった。

 一方で欧州中央銀行(ECB)やオーストラリア準備銀行などは、利上げ開始に備えていた。

 ところが、12月と1月に下落したドルはその後持ち直し、2月に入って1%上昇している。豪ドルなど一部通貨に対しては2%以上上昇した。