日米通商交渉4-5月開始案浮上2月26日、昨年9月の日米首脳会談で決まった日米通商交渉について、4-5月にも開始する可能性が浮上している。写真はトランプ米大統領。ワシントンで25日撮影(2019年 ロイター/Jim Young)

[東京 26日 ロイター] - 昨年9月の日米首脳会談で決まった日米通商交渉について、4-5月にも開始する可能性が浮上している。トランプ米大統領の5月下旬の訪日前に茂木敏充経済再生相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が会談することで、交渉の方向性について議論するためだ。ただ、米中貿易交渉が「佳境」を迎え、米側から具体的な交渉日程に関する提案がないため、米側の出方待ちになっている。

 日米間の外交日程では、トランプ大統領は5月26日から日本を訪れ、即位したばかりの新天皇陛下(現皇太子殿下)と会見するほか、安倍首相との日米首脳会談に臨む。

 複数の関係筋によると、大統領訪日前に茂木・ライトハイザー両氏が、通商交渉の対象などを絞り込む「スコーピング」と呼ばれる作業を開始するのではないかとの見通しが浮上している。両閣僚による交渉場所は、米国内が想定されているが、2019年度予算案の成立前の茂木経済再生相の海外出張は難しく、4月ないし5月の交渉案が浮上している。

 ただ、米国側からは日米交渉に関する具体的な日程の提示がないという。複数の関係筋によると、2月末に米中通商交渉がヤマ場を迎え、ライトハイザー代表ら日米交渉の主要な担当者が米中交渉に集中。日米通商交渉は、2月末の米中交渉の行方がはっきりした後に、具体的な手順が決まる可能性があると日本側では予測している。