試乗車は19インチホイールにMモデル同様のミシュラン・パイロットスポーツS4タイヤを履き、MスポーツブレーキとMスポーツデファレンシャルが装備された、純スポーツ仕様だった。全高は標準仕様モデル比で10mm下がっている。

BMW330i・Mスポーツインパネ
上質なインパネは12.3インチフル液晶メーターと10.25インチセンターディスプレイをレイアウト 各種操作ができる対話型最新コネクテッド機能を装備

 太いグリップのステアリングホイールを握り、いざテスト走行へ。ホテルから一般道に出るまでの間に、足回りが固いと思った。50km/hあたりまでは、ゴツゴツとした突き上げをはっきり感じた。

 この固さは、19インチタイヤとMスポーツサスの組み合わせだからだろう。17インチタイヤを装着するスタンダードサスペンション仕様なら、新開発ダンパーの効果もあって、落ち着いた乗り心地を示す可能性が高い。実際、18インチタイヤを装着したMスポーツサス仕様にも試乗したが、もう少しマイルドなフィールだった。

クルマ好きを虜とりこにしてやまない
ライドフィール

 70km/hを超えたあたりからのライドフィールは、クルマ好きを虜とりこにしてやまない。軽量強固なボディと、初採用された新構造ダンパーが生み出した新型ならではの乗り味だ。新開発ダンパーはフロントが伸び側、リアは縮み側の減衰を、長いスリーブを追加して2重構造とした油圧ダンピングシステムによって制御する新構造。このダンパーは標準グレードをはじめ、Mスポーツ(標準比で20%増し)などアクティブダンパー未装着モデルに装備される。

 ワインディングロードの舗装はひどく荒れていた。周囲の状況に気を配り、速度を一気に上げていく。十分なトルクを伴って、きれいに吹き上がっていくエンジンは、まさにシルキースムーズ。とても4気筒ターボとは思えない。