――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJチーフコメンテーター ***  米国民は27日、ドナルド・トランプ大統領のイメージについて選択肢を提示された。北朝鮮との交渉を進めるノーベル平和賞候補者として見るか、によって犯罪者や詐欺師として見るかだ。  そうした衝撃的で頭がくらくらするようなテレビ映像は、トランプ大統領の任期中で最も記憶に残る類いの1日として間違いなく歴史に刻まれるだろう。そして、大統領職が持つ希望と危険、特別な意味をカプセルに詰め込んだような日があったとすれば、27日はまさにそんな日だった。