ウォール街のサイン 3月1日、今年初め以降、世界の主要株式市場を比較すると米国株の値動きが他のほとんどの地域をアウトパフォームしている。写真はニューヨークのウォール街のサイン。2月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 今年初め以降、世界の主要株式市場を比較すると米国株の値動きが他のほとんどの地域をアウトパフォームしている。ただその差は小さく、優劣の逆転をもたらす可能性がある要素も存在する。

 具体的に挙げられてるのは、1)米企業の増益率鈍化、2)ドル安、3)中国と欧州の景気改善、4)世界的な貿易摩擦の解消、だ。

 S&P総合500種は年初来で11%上昇し、10年前の米国株の強気相場開始以来の比較優位期間がさらに長くなっている。マニュライフ・アセット・マネジメントの資産配分責任者ネーサン・ズーフト氏は「ほとんどの場合、米国株がそれ以外の株をアウトパフォームしているというのはかなり一貫性のあるトレンドだ」と話す。それでも同氏は、このトレンドの永続は不可能だという現実があると釘を刺した。

 例えば企業収益を見ると、FTSEラッセルのグローバル市場調査部門が計算した米企業の増益率は2018年が24.4%で、今年の予想は5.3%。これに対して英国を除く欧州の企業の増益率は今年9.1%、新興国企業は13.9%と予想されている。