ケビン・チウ氏2月25日、2012年に仕事を辞め、中国の地方都市で衣料品のインターネット販売を始めたケビン・チウ氏(写真)が主な目標としていたのは、妻や生まれたばかりの子どもとの時間を増やすことだった。中国嘉興市のオロレーで2019年1月撮影(2019年 ロイター/Pei Li)

[中国嘉興市/ニューヨーク 25日 ロイター] - 2012年に仕事を辞め、中国の地方都市で衣料品のインターネット販売を始めたケビン・チウ氏(32)が主な目標としていたのは、妻や生まれたばかりの子どもとの時間を増やすことだった。

 自身で作ったブランド「オロレー」のダウンジャケットが大ヒットし、米国のソーシャルメディアや既存メディアで「アマゾンのコート」として取り上げられ、高級ブランドのカナダグースのライバルとしてもてはやされるようになるとは、夢にも思っていなかった。

 河北省や安徽省産のダウンを使ったオロレーのポリエステルのコートは、80─139ドル(約8850─1万5300円)。米国では最低でも575ドルするカナダグースとは対照的だ。

「今年は1月だけで2017年通年よりも売り上げがあった」。中国東部の浙江省嘉興市にある自社工場で、チウ氏はロイターにこう話した。

 1月の売上高は推計500万ドル。今年は年間で3000万─4000万ドルを売り上げる見通しだ。米国での売上高が全体の7割を占めており、そのほとんどがアマゾン・ドット・コムを通じて販売されている。