フランクフルトのECB本部前
3月4日、欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏域内企業への与信の流れを維持するため、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)を再開する見通しだ。フランクフルトのECB本部前で2017年11月撮影(2019年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏域内企業への与信の流れを維持するため、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)を再開する見通しだ。既に顕在化している景気の減速が突然の信用逼迫で一段と悪化するのを防ぐのが狙い。

 導入が見込まれる新型TLTROの仕組みや問題点などをまとめた。

 ◎前回のTLTRO

 ECBは前回、2016年と17年に期間4年のTLTRO(targeted longer-term refinancing operations)を実施し、金融機関に総額7390億ユーロの流動性を供給した。鍵は「貸し出し条件付き(targeted)」となっている点で、銀行は企業など実体経済に貸し出しを行う場合にはマイナス0.4%の中銀預金金利と同水準でECBから資金を借り入れ、金利を払う代わりにキャッシュを手に入れることができた。