全財産を肌身離さず持ち歩かないと
安心できない義実家……

 最後は、モンスター度・上級(筆者独自の判断)の事例で締めたい。

「地方都市で美容院を開業している50代女性です。姑と夫、息子3人と同居していて、日中は自宅1階の美容院で働いて、それ以外の時間は食事の支度や洗濯、掃除、家事はすべて私がやっています。

 今から三十数年前、結婚して姑と同居したての頃、夜中3時に『家族の中で一番早く起きるのが嫁だ!』と起こしにこられたのには驚きましたね……。姑は私を起こした後、普通に寝ていましたが。

 この姑がひどくて、私の財布からお金を抜き取ったり、息子たちのお年玉を『貯金するから』と預かっては、自分の交際費に充てていたりと、やることがめちゃくちゃです。

 私の稼いだお金で自分の親族を正月に呼んで、夫(※編集注 50代女性の夫。姑の息子にあたる)も一緒になって、朝から飲めや食えやの大判振る舞いをするのも毎年恒例。厚かましい親族はただで飲み食いし、散らかして帰るだけで、息子3人の食事も残っていないくらい。

 お金にまつわるトラブルが多いので、自宅でも全財産や大事なものを入れたポシェットを肌身離さず身につけています」(50代女性)

 国内、いや自宅にいながらにして、自身が稼いだお金やその他財産を、常に身につけていなければ、義母に盗まれる……。治安の悪い国・地域の旅行中に匹敵するくらい危険ではないか?と思わされるトンデモ事例だ。

モンスター義父母、
私たちはどう対応すればいいのか

 今回、事例を集めるのに苦労しなかった。むしろ、事例が続々と集まってきた。結婚という制度でどうしても生まれる「新しい両親」。

 好んで関係を結ぶわけではないが、ときどき顔を合わせる必要がある◯◯そんな関係性だからこそ、どこかで誰かが無理をしている、複雑な人間関係のひとつだ。