トヨタGRスープラRZのリアビュー
スープラはスポーツカーとして理想の基本ディメンションを追求 回頭性の指標となるホイールベースとトレッドの比率は1.55 ライバルとなるポルシェ・ケイマン(1.62)やアルピーヌA110(1.56)を凌ぎシャープなステアリングレスポンスを追求 前後重量配分は理想的な50対50 重心高は86より低い

 日本仕様のラインアップはRZ、SZ-R、SZの3グレード。エンジンはRZが3リットル直6ターボ(340ps)。SZ-RとSZは、それぞれ258psと197ps仕様の2リットル直4ターボ。トランスミッションは全車8速AT。駆動方式はFRだ。

エクステリア&インテリア

 ボディタイプはリアゲート付き2ドアクーペ。スープラは運動性能向上のため、徹底的に基本ディメンションにこだわった。チーフエンジニアの多田哲哉氏は「GRスープラは理想のFRスポーツを目指してゼロから開発。基本性能のよさにこだわって、2011年の開発スタートから、ディメンションの決定に約1年半の時間をかけた」という。ボディサイズは全長×全幅×全高4380×1865×1290mm(RZ)、ホイールベース2470mm、トレッド(F)1594×(R)1589mm(RZ)。重心高はトヨタ86よりも低い。

 ホイールベース対トレッドの比率は1・55。ライバルとなるポルシェ・ケイマン(1・62)やアルピーヌA110(1・56)を凌いでいる。

 ホイールベースとトレッドの比率はコーナリング時の回頭性能を測る指標。数値が小さくなるほどシャープな回頭性を示す。GRはツーリング性能重視のGTスポーツではなく、ハンドリングを楽しむリアルスポーツを指向している。

 スタイリングは、前後のオーバーハングを切り詰めたエモーショナルな造形。デザインコンセプトは「Condensed Extreme L6 FR“TOYOTA”Sports」。Condensedは「凝縮された」、Extremeは「過激な」を意味する。「機能を凝縮し過激な印象でまとめた直6エンジンを搭載するFRレイアウトのトヨタ車を代表するスポーツカー」と解釈できる。長く伸びたノーズ。リアフェンダーの大胆な膨らみ、ダブルバブル形状のルーフが強い存在感を放つ。空力特性はハイレベル。ボディ下側の整流を緻密に行い、高速域になるほど有効なダウンフォースを生む特性に設計されている。