ニューヨークのマンハッタンでは1000万ドル(約11億円)以上で売り出されている住宅物件が500件を超える。ロサンゼルスやマイアミでも超高額物件は余っているようだ。ここで疑問がわく。これらの物件が買える財力を持つ人は実際どれほどいるのか?  おそらく、いずれは十分な数になるだろう。世界的に経済の展望は暗くなりつつあるが、今年も変わらなく富は創出されそうだからだ。英不動産大手ナイト・フランクの報告書によると、世界の超富裕層(個人の純資産3000万ドル以上と定義)は向こう5年で22%増えて約25万人になると予想される。