アウディの新型eトロンスポーツバック3月5日、自動車メーカーは、電気自動車(EV)の接近を歩行者に知らせるための理想的な人工走行音の開発を競っている。写真はアウディの新型eトロンスポーツバック。ジュネーブで撮影(2019年 ロイター/Pierre Albouy)

[ジュネーブ 5日 ロイター] - 自動車メーカーは、電気自動車(EV)の接近を歩行者に知らせるための理想的な人工走行音の開発を競っている。こうした中で5日に開幕したジュネーブ国際自動車ショーにEVを出展した独自動車各社の幹部らは、それぞれの開発状況をロイターに明らかにした。

フォルクスワーゲンのコンセプトカー写真はフォルクスワーゲンのコンセプトカー。フランクフルトで2017年9月撮影(2019年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

 フォルクスワーゲン(VW)の技術開発責任者フランク・ウェルシュ氏は「走行音はいわばそのEVの身分証明だ。押しつけがましかったり、迷惑になってはならない。未来を予感させる必要があり、これまでに存在する音ではいけない。化石燃料車のエンジン音を単純に加えるべきでもない」と語った。

 その上でウェルシュ氏は、VWのEVには歩行者の注意を引くためのスピーカーが搭載されると説明。例えばミシンのような高くさわがしい音ではなく、よりはっきりと分かる比較的低い音が望まれるとの考えを示すとともに、スポーツタイプ多目的車(SUV)は車体の大きさを反映したより重厚な音になるだろうと付け加えた。