中国当局が富裕層向け資産運用(WM)事業の監督体制を強化3月8日、中国当局が富裕層向け資産運用(WM)事業の監督体制を強化しているため、外資系企業は市場環境が改善されるとみて参入の準備を急いでいる。上海で2018年2月撮影(2019年 ロイター/Aly Song)

[香港 8日 ロイター] - 中国当局が富裕層向け資産運用(WM)事業の監督体制を強化しているため、外資系企業は市場環境が改善されるとみて参入の準備を急いでいる。関係筋6人が明らかにした。

 中国のWM業界は世界最速のスピードで成長しているが、高リスクで流動性の低い商品が売られ、監督も杜撰な状態が続いていた。

 しかし最近になって、当局者らは国内銀行にWM事業の切り離しを命じ始めた。関係筋らによると、これは債務削減と高リスク商品の販売抑制という幅広い取り組みの一環として、WMのガバナンス(統治)を改善する狙いがある。

 コンサルタント会社オリバー・ワイマンによると、中国の個人が持つ投資用資産は2012年の11兆ドルから17年には22兆ドルに増加し、5年後には37兆ドルに達する見通し。外資系各社はこの巨大市場に食い込もうと、認可申請などの準備を進めている。

 オリバー・ワイマンによると、17年現在の資産のうち海外投資に振り向けられているのは5%の1兆1000万ドルに過ぎない。