その証拠に、2019年1月1日、同社内にLSM(ロー・スピード・モビリティ)開発部が発足。低速で走行するモビリティについては、ヤマハにはすでにゴルフカートがある。その発展形として、地面に埋め込んだ電磁誘導線の上をつたうように動く自動運転車も実用化しているが、「YNF-01」もLSMの仲間として正式に加わったかたちだ。

 なぜ、このタイミングで「YNF-01」が登場したのか?

 その実態を知るため、静岡県磐田市のヤマハ本社を訪ね、先進技術本部・NV事業統括部・LSM開発部長の米光正典氏とソルーション事業本部・SPV事業部YNF-01推進チームマーケティング担当の梅林大輝氏から詳しく話を聞いた。

発表のタイミングに2つの理由
市場を数十倍に引き上げる決意で

インタビューに答える、ヤマハの先進技術本部・LSM開発部長の米光正典氏(写真右)と、SPV事業部YNF-01推進チームマーケティング担当の梅林大輝氏
インタビューに答える、ヤマハの先進技術本部・LSM開発部長の米光正典氏(写真右)と、SPV事業部YNF-01推進チームマーケティング担当の梅林大輝氏 Photo by Kenji Momota

――ひとことで、これ(YNF-01)は何ですか?

「低速モビリティです」

――では、もう少し補足していただくと?

「免許不要、歩行者扱い。歩道で走れる乗り物です」

――法的にはどのような枠組みに属するのですか?

「道路交通法上、ハンドル形電動車いすです。ただし、あくまでもたままたその規定があり、それに適合すればすぐに発売できるため、規定内に仕様をおさめた、という考え方です」

――車両スペックはどうなっていますか?