日銀、生産・輸出など下方修正検討3月11日、日銀は、1月の輸出や生産が大きく落ち込んだことを受け、14、15日の金融政策決定会合で内外経済の現状と先行きを重点的に点検する。写真は港湾に積まれたコンテナ。2016年3月に東京で撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 11日 ロイター] - 日銀は、1月の輸出や生産が大きく落ち込んだことを受け、14、15日の金融政策決定会合で内外経済の現状と先行きを重点的に点検する。海外経済は減速感を強めているが、設備投資や個人消費など内需は比較的堅調とみており、景気は「緩やかに拡大している」との判断を維持する見通し。一方、輸出や生産、海外経済は下方修正を検討する。物価のモメンタム(勢い)は維持されているとして、現行の金融政策の継続を決める公算だ。

海外経済、中国と欧州が弱め

 1月鉱工業生産指数(速報)は前月比3.7%減となり、経済産業省は生産の基調判断を「足踏みをしている」に下方修正した。

 また、1月の輸出は前年比8.4%減と落ち込んだ。特に対中国向け輸出は同17.4%と激減した。生産などの落ち込みを受け、1月の景気動向指数の基調判断が「下方への局面変化を示している」に引き下げられるなど、景気の不透明感が強まっている。