ライダーはまだ比較的未成熟で流動的な技術だ。よく使われているのはベロダイン製ユニットのように不格好な電気機械的デバイスだが、もっとコンパクトな新型で高性能の電子デバイスが台頭しつつある。数量限定でも1万ドル以下で、最終的には大量生産によりわずか200ドルで販売することを意図した製品だ。

 フォルクスワーゲン商用車部門における自動運転戦略の評価を担当するトーマス・セドラン氏は5日、ジュネーブ・モーターショーの際にロイターの取材に応じ、コスト削減の必要性について、「ライダー技術における飛躍的なイノベーションが必要だ」と述べた。

 自動運転システムの開発において最も積極的なサプライヤーの1つでるアプティブは、ライダー関連で、イノビッツ、クアナジー、レダーテックというスタートアップ3社に投資している。またアプティブは、ライダーと組み合わせて使われることの多い探知技術である自動車用レーダーの主要サプライヤーにもなっている。

 アプティブの最高技術責任者であるグレン・デボス氏によれば、ライダーは、長期を要したレーダー技術の成熟プロセスと同じ道をたどる可能性があるという。需要と製造量が拡大して行くにつれて、技術、サイズ、コストや信頼性が時間をかけて最適化されていく形だ。

「コスト曲線が低下するには、何回か世代交代や反復が必要だろう」と彼は言う。「5年から10年はかかるプロセスだ」

(Paul Lienert and Ben Klayman/翻訳:エァクレーレン)

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