人の体はいつ眠りにつき、いつ目覚めるべきかを知っている。人の脳は頭の中のストップウォッチのように短い時間であっても経過を追うことができる。しかし人間の記憶の中では時間の感覚はあいまいだ。ここにきて、人がどのように記憶の順番づけをしているのかが研究によって明らかになり始めている。  科学者によると、脳の働きに関して研究で明らかになった新たな事実を他の発見と組み合わせれば、アルツハイマー病など認知症を含む病気の理解や早期発見に役立つ可能性があるという。