リフィニティブIBESのデータによると、昨年トランプ大統領の大型減税で大きく伸びたハイテク企業の1株利益は、今年は平均で1%減少する見通しだ。

 ただホーガン氏は、この予想は米中貿易摩擦の影響を織り込んだ最近の業績見通しに基づくもので、貿易協議に合意すれば先行きは一気に変わる可能性があるとみている。

 一方、半導体メーカーのエヌビディアが11日、イスラエルの半導体設計会社メラノックス・テクノロジーズを68億ドルで買収すると発表し、ハイテク分野でM&Aが活発化するとの思惑が広まっている。

 ウェッドブッシュ・セキュリティーズのクリナ氏の話では、急成長中のクラウドコンピューティングの分野ではマイクロソフトがアマゾンとの差を縮める一方、アルファベットがかなり遅れており、今後M&Aの案件が増えるとはっきり期待できる。

 ISEクラウドコンピューティング指数は年初から18%上昇している。

 フィラデルフィア半導体指数の年初来の上昇率は17%。需要の落ち込みを巡る先行き不透明感は重しだが、投資家の多くは米中貿易協議の妥結や、次世代通信規格「5G」に絡むビジネスの増加を想定し、半導体セクターに資金を投じている。

(Noel Randewich)

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