陝西省3月12日、中国政府が発表する経済統計の正確性には長年にわたり疑念が持たれており、外国人投資家やアナリストは経済実態を把握するため、各々独自の方法を編み出している。写真は陝西省で1月撮影(2019年 ロイター/Yawen Chen)

[東京/シドニー/ニューヨーク 12日 ロイター] - 中国政府が発表する経済統計の正確性には長年にわたり疑念が持たれており、外国人投資家やアナリストは経済実態を把握するため、各々独自の方法を編み出している。

 利用するのは衛星画像から運輸データ、電力消費量、旅行予約サイトまで幅広い。

「多くの人々は公式統計だけを見るのではなく、成長率を代替するデータを探そうとしている」と語るのは、アバディーン・スタンダード・インベストメンツ(英エジンバラ)のファンドマネジャー、ロス・ハチソン氏だ。

 公式統計によると、中国の2018年の国内総生産(GDP)成長率は6.6%で、同国では過去28年間で最低だが、世界平均の3.7%に比べると倍近くの水準を保った。

 米ジョーンズトレーディングの首席市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「GDPには常に疑問がつきまとう」と指摘。「大半の米国人投資家はこの数字を少し割り引く。数字がXだとすると、本当の数字は『X引く何か』ではないかと考える。それに絶対値ではなく数字の基調を見極めようとする」と話した。