ゴル航空はボーイング737モデルのみを使用しており、新型の同MAX8機への移行を、今年後半にさらに11機リースすることで加速させると昨年12月に明らかにしていた。

 737MAX機を13機所有するフライドバイは、737シリーズの旧モデルに変更するなど、旅客への混乱を最小限に抑えるためスケジュールを調整していると明らかにした。一方、フィジー・エアウェイズは所有する737MAX2機の運航停止に伴い、他の737モデルやエアバスのA330シリーズに変更するとしている。

 昨年10月に737MAX8機で墜落事故を起こしたライオン航空は同型機の一部納入を拒否している。だが、同社は過剰な運航能力に苦しんでおり、納入の遅れによって恩恵を受けるだろうと専門家は指摘する。

 ライオン航空は昨年11月、墜落事故を巡る対立から、注文をキャンセルするとボーイングに迫ったが、実際にはキャンセルしていないと業界筋は言う。もう1つのサプライヤーであるエアバスは、より多くの自社機を売り込もうと同社と協議しているとみられる。

 マレーシア当局者は11日、同国のフラッグキャリアであるマレーシア航空に対し、737MAX25機の注文を見直すよう求めたことを明らかにした。

「財政や政治といった安全面以外の要因があると思う」と、マレーシアの航空コンサルティング会社エンダウ・アナリティクスのシュコア・ユソフ氏は指摘する。

「各航空会社がすでに発注しているオーダーが完全にキャンセルされるとは思わない。未回答の問題がまだ多く残されているから」

(Jamie Freed and Alexander Cornwell/翻訳:伊藤典子 編集:山口香子)

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