新潟県見附市のニット工場で働くベトナムからの技能実習生3月19日、政府は労働力不足に対応するため、新たな外国人受け入れ制度を4月からスタートさせる。新潟県見附市のニット工場で働くベトナムからの技能実習生。2月撮影(2019年 ロイター/Linda Sieg)

[東京 19日 ロイター] - 政府は労働力不足に対応するため、新たな外国人受け入れ制度を4月からスタートさせる。「移民政策はとらない」としてきた安倍晋三首相が初めて本格的な外国人労働者の受け入れにかじを切ることになるが、労働組合からは、国際人権団体などの批判が強かった外国人技能実習制度における問題点が、改善されていないとの指摘が多い。

 ロイターは近年急増しているベトナム人労働者や労組関係者、学者などに話を聞き、新たな受け入れ制度について取材した。

「モッ、ハイ、バー、ウォン(1、2、3、飲んで)!」ベトナム式の「乾杯」の声があちこちで響く。先月半ば、埼玉県川口市のカトリック教会では、ベトナムの正月を祝う祭りが開かれていた。晴れ着のアオザイを着た若い女性や、おしゃれした青年たちはみなベトナム人。技能実習生と留学生が多くを占める。

 ファム・ヴァン・ホックさん(22歳)は、1年4ヵ月前に技能実習生として日本に来て、建設業で働いている。