アメリカン航空737MAX8機3月19日、航空機世界最大手の米ボーイングは、同社史上で最悪の危機に直面している。写真は、バージニア州のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港に向かうロサンゼルス発のアメリカン航空737MAX8機。13日撮影(2019年 ロイター/Joshua Roberts)

[19日 ロイター] - 航空機世界最大手の米ボーイング<BA.N>は、同社史上で最悪の危機に直面している。最も売れ筋である新型旅客機「737MAX」が半年もたたないうちに2件の墜落事故を起こしたのだ。

 エチオピア航空302便は3月10日、首都アディスアベバを離陸直後に墜落。乗員乗客157人全員が死亡した。昨年10月29日には、インドネシアのライオン航空610便が首都ジャカルタを離陸後、ジャワ海に墜落し、乗員乗客189人全員が犠牲となった。

 各国の航空規制当局は737MAXの運航を停止。これを受け、ボーイングは同旗艦モデルの納入を停止している。

株価急落

 2つの墜落事故の類似点は世界中の旅客を怖がらせている。受注減少やブランド失墜への懸念から、ボーイングの時価総額は一時250億ドル(約2.8兆円)近く吹き飛んだ。