サウスウエスト航空、フライドバイ、ライオン航空グループは、MAX受注数においてボーイングの3大顧客だ。以下は、3社の各機体数に占める737MAXの割合。

受注の行方は

 昨年10月に737MAXが墜落事故を起こしたライオン航空は、同型機の一部納入を拒否している。だが、同社は過剰な運航能力に苦しんでおり、納入の遅れによって恩恵を受けるだろうと専門家は指摘する。同社に最後に同型機が納入されたのは昨年11月1日のことだ。

 ライオン航空は昨年11月、墜落事故を巡る対立から、注文をキャンセルするとボーイングに迫ったが、実際にはキャンセルしていないと業界筋は言う。同社の機体の大半は737ファミリーの他モデルだ。

 3月10日の墜落事故後の時点で、エチオピア航空は737MAX機を4機所有している。機体の所有規模でアフリカ最大級の航空会社である同社は、事故原因が分かるまで同型機の注文を凍結した。ボーイングのデータによると、2月時点でエチオピア航空から25機の注文を受けていた。

 エチオピア航空機墜落事故を受け、中国が直ちに737MAXを運航停止にしたことは、米中貿易協定に関連した大口受注を期待していたボーイングに影を落としていると関係筋は指摘する。

 米中貿易摩擦が全面的な貿易戦争へと悪化する中、ボーイングは昨年、中国本土で正式に発表された航空機受注を獲得できなかったことを企業データは示している。

(翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

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