米中摩擦の影響、地方企業の現場に波及 回復の兆し見えず3月26日、貿易協議を巡る米中対立が日本企業の経営マインドを冷やしている。2月撮影(2019年 ロイター/Tetsushi Kajimoto)

[東京 26日 ロイター] - 貿易協議を巡る米中対立が日本企業の経営マインドを冷やしている。外需の低迷は地方企業に減産対応を迫り、依然として回復の兆しは見通せない。

 中国が「くしゃみ」をすれば風邪を引く――。長引く米中交渉は結論を得るまでの曲折も予想され、戦後最長の景気回復とする政府の主張とは裏腹に、現場からは悲鳴の声が上がっている。

 高精度を誇るプレス金型メーカー、南雲製作所は日本海沿いの新潟県上越市に広大な製造拠点を持つ。4000平方メートル(4万3000平方フィート)、「こだわりの金型で、明日を変える」をスローガンに、約100人の従業員が組み立て作業を続けている。

 顧客は、デンソーやアイシン精機など系列を超えた大手。ただ、昨年末に受注額が急減し、なお厳しい現実に直面していると同社の米桝(こめます)弘社長は言う。