ダウ工業株30種平均は過去20年間、およそ2年に1度、構成銘柄に変更を加えてきた。直近では昨年6月にゼネラル・エレクトリック(GE)を除外し、ドラッグストアチェーン最大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスを採用した。

 同指数を構成するのは30銘柄。専用のダウ指数がある運輸と公益を除き、各セクターを適切に反映する設計となっている。

 公表されている銘柄採用方法によると、重要なのは数量的なルールではなく、「優れた評判を有し、持続的な成長を示し、数多くの投資家の関心がある」企業しか採用しない。

 基準がこのように主観的なため、どの企業が資格を満たすのかについて、折にふれて憶測が入り乱れてきた。

 当然採用されそうな企業にも、障害があり得る。例えばアマゾン・ドット・コムやグーグルの親会社アルファベットは、いずれも株価が1000ドルを優に超え、指数全体を左右してしまうため、資格を満たせない。

 S&P総合500種など多くの株価指数は、構成銘柄を株価ではなく時価総額に応じて加重平均しているが、ダウ平均は株価が高ければ高いほど比重が大きくなる設計だ。