利回りは、表面利率と債券価格との関係によって決まる。価格が上昇すれば、利回りは低下する。

 ●利回り曲線とは何か

 利回り曲線(イールドカーブ)とは、1ヵ月物から30年物に至るまで償還期間が異なる債券利回りの変化を表したもの。

 通常であれば、曲線は右上がりのアーチを描く。債券投資家は長期国債を保有するリスクを負うことの補償を期待するからだ。したがって、30年物の利回りは通常、1ヵ月物や3年物のそれよりも高くなる。

 長期金利と短期金利との差が拡大し、イールドカーブの傾斜がきつくなることを「スティープ化」すると言う。30年物利回りは2年物のそれよりもかなり高くなる。

 また、債券市場用語の「スプレッド」とは金利差のこと。その差が縮小して、イールドカーブの傾斜は平たんになることを「フラット化」すると言う。その場合、例えば10年物の利回りは3年物のそれと比べて大差なくなることがある。

 ●逆イールドとは何か

 めったにないことだが、イールドカーブの一部あるいは全てにおいて右肩上がりではなくなることで、短期金利が長期金利より高くなった場合に起きる。これを「逆イールド」と呼ぶ。

 22日、3ヵ月物と10年物の利回りが2007年以来約12年ぶりに逆転した。

 イールドカーブはしばらくの間、全体的にフラット化していた。昨年12月にはイールドカーブの短期ゾーンから中期ゾーンにかけて約10年ぶりに逆転現象が起きていた。

 ●なぜ逆転は問題なのか

 逆イールドは昔からリセッション(景気後退)到来のシグナルとされる。